作者:原哲夫 先生
作品:北斗の拳
キャラ:スペード
北斗の拳における記念すべき断末魔第1号の雑魚キャラ。
断末魔の歴史はスペード様に始まり、その偉業は人類史に刻まれるべき存在である。
村を襲っていたスペード様は、種もみジジイ(ミスミ老人)を、槍で串刺しにしてぶっ殺すも、ケンシロウの逆鱗に触れて、両腕をへし折られた後に北斗残悔拳を食らい、3秒後の死を宣告される。
最後は「死にたくねぇ」からの「死にたわっ」という名言を残し、みっともなく生への執着をさらけ出し散っていった。
在りし日のスペード様は、村へ向かっていた種もみジジイを見つけて、種もみをよこせと迫る。
種もみジジイは苦労して見つけた種もみから作物が収穫できれば、モヒカン達にも分ける事ができると訴えるも、なおさらその種もみを食いたくなったと外道の鏡のような事を言うスペード様。
そんなスペード様であったが、種もみジジイを助けに現れたケンシロウにボウガンで攻撃するも、二指真空把 (にししんくうは)によって矢を投げ返されて片目を失い、みっともなく逃げ出す。
ケンシロウによって無事に村まで送り届けてもらったジジイは、村人達に持ち帰った種もみを見せ歓喜する。
今日ではなく明日を見る、その為には種もみが大事だと説く賢人であった。
その後、村を去ったケンシロウだったが、逆恨みの復讐のためにスペードは軍団を連れて村人達を虐殺する。
最後まで種もみへの愛を説くジジイであった。
怒るケンシロウは北斗残悔拳 (ほくとざんかいけん)をスペードに食らわせ始末する。
しかしケンシロウも、最初にスペードを二指真空把でボコった時にぶっ殺しておけば村人もジジイも死なずに済んだんじゃとは思っても、そんな無粋な事は言ってはいかんのです。