作者:田口雅之 先生
作品:バトル・ロワイアル
キャラ:嘉門米美
この漫画の主人公である七原秋也と、親友の国信慶時は両親を亡くしており孤児院に住んでいた。
孤児院には優しくて美しい安野良子(良子先生)がおり、中学生の秋也と慶時の面倒を見てくれていて、彼等もまた良子先生を慕っていた。
秋也と慶時のクラスが政府による殺し合い実験の対象となった事を孤児院に知らせにきた大東亜共和国の軍人である嘉門米美に対して、良子先生は断固抗議するも、政府に盾突く反乱分子に対して嘉門米美は性的暴力によって粛清する。
恩師である良子先生が嘉門米美によって乱暴された事を知らされた慶時は、逆上して嘉門米美に襲い掛かかるも、拳銃を持った嘉門米美がクールに放った名言である。
嘉門米美に顔面を撃たれて瀕死の慶時を助けようとした中川典子だったが、勝手に席を立った罰として嘉門米美に足を撃たれてしまう。
生徒が悪さをしたら銃で撃たれるという、愛情いっぱいのスパルタ教育である。
中川典子は慶時を治療するように要求するも、嘉門米美は完全に慶時を殺す事で治療する必要も無くなるという天才的なアイデアで解決する。
なお良子先生に乱暴はしたものの殺害まではしておらず、恥ずかしそうに心配するなと諭す姿はまさに教育者の鏡。
私語をする行儀の悪い女子生徒の額にナイフを投げる嘉門米美。できない事が無い軍人の鏡でもあるのだ。
嘉門米美の登場シーン。どこから見ても優しそうな紳士である。
嘉門米美のモデルは明らかに武田鉄矢こと金八先生でバカチンが口癖である。
見た目の気持ち悪さや、生徒想いの所も金八先生にそっくりですね。
三村信史が嘉門米美のいる学校を爆破するためにシステムのハッキングを行った際に発覚したパスワードはカモンベイビであった。。寒いダジャレも金八ゆずりである。
最後は川田章吾に喉を刺され殺される嘉門米美。大東亜共和国の未来を支えたであろう惜しい男を亡くしてしまった。
その鬼畜外道さと醜悪さによるインパクトは、読者にとって忘れられない存在だろう。