作者:手塚治虫 先生
作品:ブラック・ジャック
キャラ:ブラック・ジャック
脳溢血で倒れた母親を助けるためには3千万円の手術代がかかるが払えるかという問いに、一生かかってでも払うと答えた息子に対しての、ブラックジャックの言葉。
ブラックジャックの性格を考えると、家族を大事にする一般人には優しいので実際には請求しなかったか安くしたのではと思います。
実はこの息子が幼少の頃、ニーマン・ピック病というほとんど生き延びれない難病にかかり、甚大先生という名医だが膨大な治療費を請求する医者に治してもらっていた。
母親は全てを売り払い治療費を工面したが足りず、内職をし甚大先生が亡くなった後も少しずつお金を払い続けていていた。
だが、ちょうど全ての治療費を払い終えた矢先に脳溢血で倒れてしまう。
初めて事実を知った息子は、偶然居合わせたブラックジャックに母親を助けるように懇願する。
母と息子の愛の深さと覚悟を見れる良いストーリーですね。
息子を助ける為に全てを売り、血の出るような内職をする母親
母親が人生をかけて自分を助けてくれていた事を知り、駆けだす息子。
そしてコナン並のグッドタイミングで現れるブラックジャック。
余談ですがどうやらネットでは「その言葉が聞きたかった」と誤解をされている場合もあるようです。