作者:林田球 先生
作品:ドロヘドロ
キャラ:ハル
煙が十字目のボスに殺されて混乱中の煙の屋敷の中で、カスカベ先生は悪魔となった元魔法使いの妻であるハルを見つけ、ハルは二人の再会を祝して自慢の歌を一曲披露する。
人間たちの下等さ・矮小さ・脆弱さを馬鹿にする素晴らしい歌詞を悪魔語で歌い上げるが、悪魔語なので人間であるカスカベ先生には理解できず、ゴキブリのジョンソンは苦しみ出すという、恐ろしい呪いの歌である。
ハルは歌が趣味の悪魔で、悪魔にはお茶好きの喪六や、飼い犬になりバカのふりを楽しむグラグラなど、みなそれぞれ不思議な趣味を持っているのだ。
心を追ってきたカスカベ先生は、十字目たちと心たちの凄惨な闘いの跡を発見する。
気まぐれな悪魔らしく、ハルはそんな時でも新しい歌を創造する。
本音を歌にして聞かせるハル。今回は悪魔語ではなく人間の言葉で歌ってくれたようだ。
カースとなって十字目のボスを殺そうとしていた栗鼠は、悪魔の歌が苦手なようで苦しみながら逃げ出す。
悪魔大解剖図鑑には悪魔ハルの中身の説明がある。万能である悪魔は脳ミソですら2個あるのだ!
ボディ内部には魔法使いの頃の美しい女性であるハルが入っていて、人の姿で中身だけ外に出てくる事もできるが、あまり長く外にいると死んでしまうらしい。