作者:手塚治虫 先生
作品:ブラック・ジャック
キャラ:ゲラ
少年時代のブラックジャックは復讐の事だけを考えた冷たい目をしており、他の生徒や教師は恐れて近づくことはなかったが唯一、笑い上戸のゲラとは気が合った。
ゲラの両親は借金のためゲラを置いて夜逃げしており、ゲラの家にはいつもヤクザが取り立てに来ていた。
ゲラは漫画家を目指しており、一度も笑顔を作る事がなかったブラックジャックに対して、ゲラの漫画を読ませて可笑しいなら笑ったら?と尋ねる。
ブラックジャック少年はぎこちない笑顔で答え、初めて彼の笑顔を見たゲラは歓喜する。
その後ゲラは取り立てに来たヤクザに喉を刺され、後遺症で一生入院生活を余儀なくされていた。
ヤクザに刺された原因の一因を作ってしまったブラックジャックは責任を感じており、成長し医師となったブラックジャックはゲラが入院している病院を訪ねて手術を行う。
手術は成功したが、二次感染を起こしたゲラは死んでしまう。
死ぬ間際、ゲラは昔のように大声で笑い息を引き取った。