作者:田口雅之 先生
作品:バトル・ロワイアル
キャラ:相馬光子
殺し合いを制するべく次の標的を探していた相馬光子は、滝口優一郎と旗上忠勝のペアに遭遇する。
滝口は自分に支給された銃を、自分よりも体力のある旗上に渡す事で信頼関係を築き、仲間を集めてゲームからの脱出を目指していた。
滝口が仮眠を取っている時に、相馬光子は色仕掛けでキモ系童貞の旗上を誘惑し、まんまとむしゃぶりついてきた旗上を不意打ちで殺そうとするも失敗、逆に旗上に殺されかける。
旗上は相馬光子に発砲するも、仲間を信頼したい滝口は身を挺して相馬光子を庇う。
結果的に滝口は瀕死の重傷を負い、滝口を撃ってしまって狼狽した旗上は相馬光子に殺される。
死に瀕しても相馬光子の事を心配する滝口の優しさに感動した相馬光子は滝口を助けようとするも、身体に触れられた滝口の反応によって、過去のトラウマを思い出した相馬光子は瀕死の滝口を犯しながら殺害し、中田氏しながら死んだ滝口優一郎の事を偲んで言ったセリフ。
相馬光子は幼少期から母親の再婚相手のキモい義父から性的虐待を受けており、根は優しい女の子だったのが男達からの暴力によって精神的に歪んでいく。
成長した相馬光子はヤクザを色仕掛けで虜にし、義父と母親を殺害させることで復讐を果たす。
相馬光子は自分の魅力で男達を利用する事が自らの生きる道だと理解する。
そんな男達に人生を狂わされた相馬光子の本質を見抜く優しき滝口。
そんな滝口に相馬光子は感銘し真顔になってしまう。
もっと別の形で出会っていれば、滝口の優しさによって相馬光子が救われる未来もあったのかもしれませんね。
相馬光子の色仕掛けに嵌りむしゃぶりつく在りし日の旗上さんと、虎視眈々と頸動脈を狙う相馬光子。
相馬光子を銃撃した旗上だったが、滝口が庇ったため銃弾は滝口に当たり、旗上は狼狽する。
その隙を逃さず旗上を殺害する相馬光子。滝口は小柄ながらも勇気と優しさを兼ね備えた男で、彼等の友情は本物であった。
相馬光子を信頼しようとした滝口の行動は、結果的に彼等を殺すこととなり裏目に出てしまった。