悪党には悪党の報いがある1

作者:李學仁 先生

作品:蒼天航路
キャラ:董卓仲穎

甥を皇帝にする事に成功した何進は、袁紹からの進言に従って腐敗政治の元凶で権力を握っていた宦官集団を誅滅すべく、全国の将に兵を連れて首都である洛陽に集合するように号令をかけた。
宦官の中心的存在であった十常侍の筆頭、張譲(ちょうじょう)は、その動きを先読みし皇帝を連れ出し、北方地域の将で力と野心を持っていた董卓に恭順を示して影響力を保とうとする。
しかし董卓は宦官の弊害や張譲が私利私欲のために悪行を重ねてきた事を知っており、また董卓自身もまた無情な狂人であったため、董卓の無法の量を読み違えた張譲は皮剥ぎの上で凌遅刑(りょうちけい)という最悪な処刑方法を宣告されるのであった。


董卓に刑を宣告される張譲。外道に相応しい死に方であるが、董卓もまた稀代の外道である。
悪党には悪党の報いがある2

その後、皇帝と首都を支配下に治めた董卓は、酒池肉林を楽しみ、暴政の限りを尽くす。
少しでも気に入らない人間は釜茹での刑に処される。
悪党には悪党の報いがある3

釜茹でにした人間でスープを作り、美味しそうに食べる董卓さんと、ゲロを吐く軟弱な文官たち。
董卓さんの無駄のないエコ意識の高さが伺えますね、環境汚染に苦しむ現代の中国にまさに必要な偉人である。。
このような狂った悪役がいるからこそまた三国志は面白いのだ。
悪党には悪党の報いがある4